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苦桜春(クオウシュン)
作詞 Re;come
もう一度だけ言ってよ。風のせいで聞こえなかったら。
流れる雲が一瞬止まった様なきがした。
あの日には戻れないと悟っている。


いつも通りの時間帯に電車へと乗る。
人混みの中でケータイをいじる指が震えている。
流れて行く窓を見れば、雲一つない空が私を見ていた。
ローファーの靴音鳴らして道を歩く。振り向けば桜道。
遠い思い出が胸を横切って去って行く。
遠ざかる手、交差する身体、すれ違ってく、全て、全て。
 *もう一度だけ言ってよ。風のせいで聞こえなかったから。
儚く零れた言葉。耳に響くことはなかった。
流れる雲が一瞬止まった気がした。あの日には戻れないと悟っている。
そしてもう一度世界は動き始める。


いつもとおりの坂道、息を切らして走って行く。
鞄についてるキーホルダー、ビーズがちぎれていく。
流れて行く時間は誰も待っていない。
待っているとすればすれば私達の遠いキセキ。
遠い思い出が胸を締め付ける様に消えて行く。
だけど捨てる事は出来ない。そして掌でも掴めない。
 もう一度だけ願ってもいいですか?またあの頃に戻れると信じてたい。
未来に託すもの探している私。カタチにこだわる私は私が大嫌い。
だけどそれでも世界は動いている。

待ち続けた幼い私。小さな電車を見送る。
赤い傘をさして雨の日でも待っていた。

遠い思い出が胸を苦しめて笑う様に
また私も咲き乱れる春の桜を見て笑い泣き苦しむ。

 (*繰り返し)

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル 苦桜春(クオウシュン)
公開日 2011/10/02
ジャンル その他
カテゴリ その他
コメント 春の新しい日。
不安を詰め込めて歩き出す。
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