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旅人
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作詞 なないろ |
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眠れぬ夜は
おしゃべりな不安が
瞼の裏側に潜り込んでくる
あらぬ映像を僕に見せては
その続きの筆をとらせる
何から始めればいいのか
何も出来ないままでいる
答えのない世界へ
今僕は踏み出していく
待ち受ける否定の嵐に
這い蹲りそうになっても
ゆずれぬものがあるでしょう
胸のど真ん中にあるでしょう
明日を示す標識は
360°何処にもない
曲がりくねっていても道は一つなら
羅針盤は己よ!
断崖絶壁に
孤独でも凛と
咲くことを選んだ花がある
その精一杯が この世界に
影響を及ぼすことがなくても
天秤にかけられる日々
首元に突き付けられた刃物
似たような崖っぷちで
夢という花を咲かせよう
希望も愛も渇く砂漠で
見つけたものが蜃気楼でも
大の字で倒れた後に
また起き上がるのでしょう
終点を告げる標識は
360°何処にもない
いつかどこかに続く果てのない道を
邁進する旅人よ!
この旅の途中で
幾つもの悲しみと喜びを背負い込んで
やがて誰かと手を取り合って
大切なものはきっと一つじゃないでしょう
答えのない世界へ
思い切り飛び込んでいく
自分も見えない暗闇で
迷いばかり掴む日でも
魂に焔を灯せよ!
胸のど真ん中にあるでしょう
行き止まりを示す標識は
360°何処にもない
立ちはだかる高い壁をぶち壊せ!
邁進する旅人よ!
羅針盤は己よ!
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