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四番目の騎士は終焉を連れて歩く
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作詞 梅桜 |
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愚かなる人間
愚かなる自然
そして、愚かなる神
ああ愚かなる者どもよ
あなた方は私を怒らせた!
私の愛しい者を奪い去り
在った事実すらも切り捨てた!
愛しい我が朋
私を独りにするためだけに
私をただ独りにしてしまうためだけのために
我が朋は打ち捨てられたのだ!
愚かなる人間よ
なぜ朋を拒絶した
身を引く者を見なかった
忘れ果てたとは言わせない
拒絶は明らかな否定であり
なすことはあってはならぬのだ
遠く道逝く人生<たびさき>で
どこかに捨て置いたというか
愚かなる自然よ
なぜ朋を消し去った
身に宿る灯を吹き消した
知らなかったとは言わせない
灯を消す行為に支配され
自らではどうにもならぬ身だったのだ
長く過ぎ逝く歴史<しじつ>にて
書き記すことを怠ったのか
愚かなる神よ
なぜ朋を否定した
在らぬ身であると否定した
いなかったとは言わせない
万物を肯定する仕事にもかかわらず
目障りであるからと否定した
遥か生き逝く玉座<しとね>には
務めを忘れて座するのか
愚かなる者どもよ
そして哀れな者どもよ
あなた方は私を怒らせた
よってすべてを無へと帰す
愚かなるものは全て無へ
哀れなるものは全て無へ
私を怒らせてしまったものよ
せめて苦しみ逝くがいい
私は四番目の騎士
破壊と破滅を両手に掲げる
終焉を連れる白の騎士
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