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何処にもいない女の子
作詞 梅桜
人に殺されかけてきました。
動物に殺されかけてきました。
植物に殺されかけてきました。
世界に殺されかけてきました。

誰にも望まれなかったのです。
声を望まれなかったのです。
生を望まれなかったのです。
存在を望まれなかったのです。

ですから私は人を殺してきました。
ですから私は動物を殺してきました。
ですから私は植物を殺してきました。
ですから私は世界を殺してきました。

ですから私は誰も望みませんでした。
ですから私は声を望みませんでした。
ですから私は生を望みませんでした。
ですから私は存在を望みませんでした。

たった一人で生きているのです。
たった一人で立っているのです。
たった一人で詠っているのです。
たった一人で存在しているのです。

誰よりも愛しい存在がほしいのです。
私の為だけの存在がほしいのです。
誰よりも大切な存在がほしいのです。
私の為だけの誰かがほしいのです。

けれどここでは無理でしょう。
けれどここでは無茶でしょう。
けれどここでは無謀でしょう。
けれどここでは無駄でしょう。

世界は私を望みません。
人は私を望みません。
世界を私は見捨てました。
人を私は見捨てました。

だからここではないどこかへ。
だからここではないかなたへ。
だからここではないこなたへ。
だからここではないせかいへ。

そう願ったら違う世界に。
私はどこかへ消えました。
自分も知らずに消えました。
そこはどこでもない世界。

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル 何処にもいない女の子
公開日 2008/06/16
ジャンル 詩(ポエム)
カテゴリ その他
コメント 久しぶりに書いてみた。そうしたらドス黒くなりました。おかしくても変な目で見ないでください・・・。
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