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楽譜
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作詞 梅桜 |
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見慣れた五線に
踊る黒丸
ひとまず置いて
六弦を取った
微かに爪弾き
体を叩く
ピックを手にして
弦をはじいた
見慣れたレポート
羅列する文字
鉛筆を置き
紙を眺めた
満足をした
つもりになって
思い浮かべて
現実とした
締め切りまで後三日
急いで創らなきゃならないね
自ら望んで決めたんだから
祝福と感謝のために
五線に踊ってる
黒丸は跳ねる
愉快に飛んでは
形が出来ていく
四弦を手にした
軽くはじいたら
しっかり抱えて
中指をかけた
五線で跳ね回る
おてんば黒丸
言う事聞かずに
好き勝手にいる
諦め棒を持ち
太鼓達の前
正面見据えて
初めのリズムを
締め切りはいつだったかな
もう忘れてしまったな
でも早くしなくてはね
幸せとお礼を乗せるから
'大切'はいつもすり抜けていく
でもたまにそばに残ってるんだ
その奇跡に感謝と祝福を
その軌跡にお礼と幸せを
生まれてきたことに感謝しよう
君の生誕にお礼を言おう
生まれた君に祝福が降る
生誕日に幸せを贈る
五線とレポートには
君へのプレゼントが
これを鍵盤の君に
完成するのは君
並べた黒丸たち
引かれた五線譜たち
仕上げを君がやれば
できあがるその楽譜
唄うための弾くための
お礼と幸せのための
生誕を祝うための
世界でたった一つの楽譜
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