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wish girl
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作詞 梅桜 |
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help me.
葉桜前の桜並木で
その建物を見る者がいた
かつて巣立ったその建物で
悲鳴が聞こえたから
「さあその涙を拭いて
あなたの笑顔を見たいから」
「さあ私に言ってごらん
ナニから助けてほしいの?」
一人の少女はつぶやいた
「みんなに消えて貰いたいの」
「だけどそんなこと望んじゃだめね」
「だって私は優等生」
そのものは笑って言った。
「なぜ望まぬ必要があるんだい」
「だって君は望みの叶う少女
運命の愛し子なんだよ」
「ねえ何を望んでるの
本当に望んでるものはなに?」
「ねえこの私に教えてよ
私が手助けするから」
「もし助けてくれるというのなら
何もかもを消し去ってよ」
「私は何も要らないから
この世の全てを奪いつくして」
「貴女はいったい何者?」
「確かに願いを叶えてくれたわ」
「後は私ただ一人だけ」
「教えて、あなたは何者?」
部屋で剣を手にした者は
血塗れた手を見て呟いた
「―私はただの人間だけど
神に操られた"断罪者"―」
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