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空白の月
作詞 すぃ
  深い森に迷い込んだ
  辺り一面 白世界
  光もなく 音もなく
  どこへ向かうの? 何を目指すの?
  現実なのか 夢なのか
  分からないままひたすら歩く

  目の前には大きな湖(うみ)
  そこにたたずむ 1人の少女
  儚く 寂しく 微笑む姿に
  目が離せなかったんだ
  
  どれくらい一緒にいたのだろう
  時間(とき)も忘れて 笑いあった

  ある時、君がつぶやいた
  「もう、そろそろ帰らなきゃ」
  僕は夢中でお願いしたんだ
  ずっと君といたいって
  何も言わずに
  微笑む君がくれたのは
  少し古びた髪飾り
  「また、きっと会えるから」
  そういってくれた口づけは
  凍えるように冷たかった

  辺り一面 白世界
  僕は眩しくて 目を閉じた
  「ありがとう」確かに聞こえたんだ
  君の声

  目を開けると 白い天井(そら)
  周りでは泣いている人がいる
  あぁ。思い出した
  僕は死のうとしてたんだ
  君が、助けてくれたんだね
  この世の世界は残酷でも
  君がいれば
  少しだけ優しいものに思えるから
  もう少し生きてみようかな。

  結局、君は誰だったんだい?
  答えは、この髪飾りが教えてくれるのかい?




  そのとき扉が開いた。
  そこに立っていたのは...

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歌詞タイトル 空白の月
公開日 2009/07/04
ジャンル その他
カテゴリ その他
コメント 初めてちょっとした物語を書いてみました。
よろしければ、読んでみてください。
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