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シグナル
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作詞 蓮見瞬 |
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昔は聞こえていた かすかな叫び声を
聞こえる人はもういない
かすかなシグナルを 君は感じ取れるか?
かすかな涙が 君には見えるか?
絶対だと信じていた人に裏切られ
絶対であるべき人に見捨てられる
まだ不安定な社会に出ることが出来なくて
暖かい腕で守られていたいのに
その場所さえも 壊れてしまって
頼れるものがない
かすかなシグナルを 出し続けている
内秘めた涙を 流し続けた
絶対である場所が信じられなくなって
絶対であるべきものに傷つけられる
どんなに嫌になった場所であっても
今はそこでしか生きられないから
選んで生まれたわけじゃないから
いつかは愛してくれると信じている
どんなに危険になった場所であっても
今はそこでしか生きられないから
ただ幼い腕で自分を抱いて
耐え忍ぶしか出来ない
かすかなシグナルを 感じ取って欲しい
かすかな叫び声を 聞いて欲しい
嫌われる事を恐れて
捨てられる事を恐れて
進んで何も出来ないけれど
傷付けられる心に
芽生えていく憎しみに
未だ耐えている間に
考えずにいられない
どうして選べなかったのか
考えずにいられない
生まれてきてよかったのか
僕たちの人生は 誰のものでもない
僕たちだけのものだから
決めつけられることも 指図されることも
望まない
かすかなシグナルを 感じ取って
内秘めた涙に 痛切な叫びに
手を差し伸べて欲しい
僕たちは あまりにも 無力だから
昔は肌に感じられた
偉大なる愛情を
今は時折にしか 感じ取れない
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