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空と櫻
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作詞 さくたろう |
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暖かい光の様な陽だまりが優しく身体を包むと
櫻が空を薄桃色(ピンク)で被って(おおって)
皆を優しく優しく包み込んでいる
大粒の涙の様な雨が落ちて来ると
櫻が空の側で青々しい緑に成って(なって)
じめじめした空気を少しでも取り除こうとしている
炎の様な太陽が近付いて来ると
櫻が空を見上げて濃い濃い緑に成って
皆の騒ぎ声を遠い遠い場所で穏やかに聴いている
少し膚寒く(はだざむく)為ると
櫻が空を見つめて茶色に成って
のんびりと落ちた葉に話をしたり聴いたりしている
柔らかい綿の様な雪が降って来ると
櫻が空をゆっくりと見て
眼を瞑って(つむって)永い永い眠りに附く(つく)
其れを(それを)じっと優しい穏やかな眼で
空は軟らかく包み込む
そして空と櫻は深くて永い眠りに附いた
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