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言葉
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作詞 響 |
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言葉が足りないとそんな風にふと想う
吹き抜ける春の終わりの風が木を揺らす
足りないものを探して一日を潰した
錆びれたベンチに座って空を眺めた
雲が行くあてもなく流れていく
風に流れた気持ちと一緒に
伝えたいこと伝えられないことたくさん歩けど
言葉にしなきゃやっぱりちゃんと解らない
それでも伝わらないことがこの世の中にはあって
言葉だけじゃいけないなんて気づかなかったんだ
言い過ぎたと帰り道に深く後悔した
冷たい夕焼けの通り風が頬を刺す
落としたもの拾うために振り返った
下ってきた坂道を今度は上っていく
息を切らせながら不安を抱えながら
言葉にとらわれた心と一緒に
伝えすぎたこと謝りたいことどれだけ悩めど
逢いに行かなきゃやっぱり誤解されたまま
それに気付いたからこそ僕は今走りだすんだ
大切なものを気持ちとともに失わぬために
夕暮れの一本道に見慣れた背中
まるで折れかけの爪楊枝のような
伝えたいこと伝えにくいことプライド守れど
ホントに大事なものはやっぱり守れないだろ
「ごめんね」「ありがとう」繋いだ手の優しさ
すべてを共有できる僕の大切な君へ
足りない言葉じゃなくて
言い過ぎた言葉への償いと
言葉じゃ足りなかった部分を
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