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シバウラディガー
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作詞 void |
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低く深く垂れこめた 雲はまるで土の中
ビルの上のサーチライト オーロラ色のウスアカリ
赤と白の残像の 隙間駆ける獣たち
ステイションのコンコース 煤けた坑夫(ヒト)を吐き出すよ
星の名前と風の色 とうに忘れた住人は
太陽さえも見限った
東京は今
地下の底
シバウラディガー 橋のたもとで
見つめているよ オレンジタワー
シバウラディガー 闇の向こうを
掘り進んだら 何が見えるの
汗にまみれ掘り抜けた 街はまるでICチップ
こんな暗い迷宮じゃ 涙も笑みも分からない
はばたく翼憧れた 遠い昔の偉人伝
最初の行が訳せない
「空」という字は
此処にない
シバウラディガー 十五番目の
道を抜けたら 酒を呑もうよ
シバウラディガー 馴染みの店で
黒いキューブの 地図を覗いて
シバウラディガー 土にうずまる
ビルとボクらと オレンジタワー
シバウラディガー 闇の向こうを
掘り進んだら 何が見えるの
闇の向こうの 夢に逢えるの
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