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バーボンソーダのあとの午睡は
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作詞 void |
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回りっぱなしのシーリングファンが
時を戻してたような気がする
ブラインド越しの陽射しの色が
からかい紛れに否定してくる
ベッドに腰掛けタバコをくわえて
火を点けもせずに暫くいれば
夢のあとさき掴みきれずに
もどかしく思う子供のようだ
真夏の風がある日もう ここにはないと知るように
些細な日々の片隅で ふっと匂いが蘇る
※バーボンソーダのあとの午睡は
意外な誰かをつれてくる
会えなくなった古い仲間や
忘れてたはずのあいつとか
妙な成りゆきや意味ない話も
違和感ないのが妙に可笑しい
心を縛ったわだかまりさえ
そこにはないから優しくなれた
いつか見ていた映画にも そんなシーンがあったかな
坂の途中のカフェでなら 会いたい人にまた逢える
バーボンソーダのあとの午睡は
長めの余韻を残してく
ほんの僅かに痛む頭で
出逢いと別れを辿ってる
懐かしみたい訳でもない
戻ってみたい訳でもない
匂いが消えて翳る隙間が
胸に雫を落としてく
(※repeat)
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