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マーメイド
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作詞 void |
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いつから二人無口になって
水槽の音が部屋に零れる
無邪気な日々があったことさえ
忘れたように佇む魚
愛していると確かめた 唇はもう潤まずに
離れはしないと誓い合う 手のひらにもう熱もなく
mermaid マゼンタの鱗を此処に脱ぎ捨て
mermaid その足で見知らぬ街を目指すの
言えない言葉が肺に溜まって
水に住むには胸が苦しい
ウォーターサーバのあぶくみたいに
浮かんで消える訳じゃないから
自由に君を泳がせる 海でいられるはずだった
こんなに暗く窮屈な ガラスの箱にいたなんて
mermaid 僕の中 無数の泡とすり抜け
mermaid 抱きしめることさえできなくなるの
初めて名前を呼び捨てた 街路の喧噪
電話も構わず抱き合った 真夏の寝室
かつての僕らを包んでた 何かが途切れて
冷たい空気に溢れ出た 無数の音たち
mermaid マゼンタの鱗を此処に脱ぎ捨て
mermaid その声は見知らぬ空で響くの
mermaid 楽園をうずめる花に抱かれて
mermaid 新しい言葉で愛を語るの
mermaid
mermaid
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