|
|
|
冬のヨタカ
|
作詞 void |
|
あっけなかった 大事なものがなくなった
思いもしない 悲しみに押しつぶされた
夜の残像 カタカタ フラップボードは
明日の行先 ひとつも 告げてくれない
自転車漕いで 漕いで 流星群のある方へ
纏わりついた雪虫と 冷たくなった北風と
ナミダ滲んで 落ちて 弾む息は止められない
刺した痛みを蹴散らして どこまで僕は行けばいい?
携帯を切った 二人過ごした夜みたく
震えるような 孤独な日々も忘れてた
国道沿いは キラキラ ネオン街灯
いつもと同じ 景色に 君が見えない
木立を抜けて 夜に 沈んだ街を見下ろした
喉に絡んだ雪虫と 君を隠した銀の海
ナミダ滲んで 空を 見上げて 西に傾いた
夏の三角追いかけて どこまで僕は行けばいい?
聞きたくなかった その言葉
見たくはなかった 泣き顔も
夏鳥たちは この街じゃ
冬を越せずに 離れてく 離れてく
自転車漕いで 漕いで 流星群のある方へ
纏わりついた雪虫と 冷たくなった北風と
ナミダ滲んで 落ちて 白い息が溶けていく
夏の星はもう消えたのに どこにも僕は帰れないよ
冬の星座が照らす道 どこにも僕は帰れないよ
|
|
|