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子猫とララバイ
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作詞 (no name) |
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似たような格好した人と
肩を並べて俯く
自分以外に知る人はいない
いつもの満員列車
汚れた世界を汚れた想いで
一人歩きして見つかったものは何だろう
キラキラ輝く街の裏側で
ただ「大人」を振りかざす 情けないんだ
いつか聞いた子守唄を
ふと口ずさんでは
精一杯な可愛らしさを
忘れた気がした 'Goodbye, boy'
閑静な街の電柱に寄りかかり
微熱さえ知らない子猫に手を伸ばしていた
ヒビから伸びる一輪の花を
そっと摘んで月明かりに翳す 綺麗だった
灰で出来たボロボロの人形
それがこの世界で僕が生きている証で
暗い夜道でいつかぶっ倒れても
誰も見ていてはくれないんだと 気づいた
もし願いが一つ叶うのなら
あの時の子猫ともう一度会ってみたい
寝がえりをうちながらずっと
一緒にいられる日々が欲しい 戻りたいんだ
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