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underworld
作詞 千雨
先送り。
何もかもを先送りへ。


あの悪夢の始まりから今日という日まで
ずっとそうしてきた自分がいることを否定できない。
目覚めたくない自分がいることは否定しない。



つまり、現実を知っているのだと言われれば、肯定なのだ。



だけれど。
私にはやめられない。
あなたを探すことが、やめられない。



だって、私の泣き顔が嫌いだったでしょう?
それに、まだ、知らないんでしょう?



知らないんでしょう。
知らないまま、逝ってしまったんでしょう。
だから―――私はあの日からずっと、あなたを探し続けるのです。


だってあんまりじゃないか。


好きだったのに。
あんなに大好きだったのに。


言葉一つ伝えられないままで、そんな、遠いところへ。



現実を受け止めたら終わりだと思って。
あなたを想って泣いてしまったら、終わりだと思ってた。


あぁ、そうか。


気持ちが伝わってたかどうかなんて。
こんな風に未練がましく壊れなくても、解ってあげればよかったんだ。


あなたが私を想ってくれたように。
私もあなたを想っていたんだよ。


あなたを忘れられるはずがない。
例え、あなた以外の誰が傍にいてくれたとしても
きっと片隅には空白が出来たまま。寂しいまま。
でも。ねぇ。
伝えたかったことがちゃんと伝わっていたのなら。
こんな風に、ちゃんと泣いてしまえるのなら。


これからはほんの少しだけ―――

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル underworld
公開日 2009/05/02
ジャンル 詩(ポエム)
カテゴリ 恋愛
コメント 「underworld」の意味は「黄泉の国、あの世、暗黒街」などがあります。今回は、「あの世」という意味で題名にしました。
一応、彼氏が死んでからの彼女の心情がテーマです。よかったら、コメントしてってください。
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