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いつか晴れたら
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作詞 ポリンキー |
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手紙を読み終わると君は笑って
僕をご飯に誘った
何もいわないけれど 君の顔に光を宿せるのは
あいつだけなんだ
雪が溶け 町を出られるようになるとあいつは出て行った
広い世界を見るといって 恋人を残して
3年したら帰ってくるから
手紙も書くよ
そういって
僕はあいつの友として 彼女を励まし続けている
とても繊細な人だから あいつがいないと
とても不安定で見てられないんだ
空をにらむ 雲が天を覆う
奪われたと思った
どんなに離れていたってかないやしない
見つけたものは全部誰かにさらわれてしまう
それでもお人よしの僕は 君のそばにいるんだ
同じ手紙を何度も読み返しては微笑んでいる
僕がどんなにうまい話をしても 表情一つ
変えやしないのに 僕にはあいつの魔法が
使えないんだ
広い世界を見ることのほうが大切なのか
君がいなくなってしまうことを あんなに泣いてくれる人がいるのに
「ぼくは、夢だったんだ」
僕は夢だったよ 僕が出て行くといったら
彼女が泣いてくれることが
奪われてしまうのさ
僕が大切にしようと決めたものは
何一つ僕の手のひらの中に残りはしないんだ
それでも行き場のない僕は また同じことを繰り返す
あいつの手紙を抱きしめながら
まどろむ君のそばで 僕も夢を見る
君が僕のことしか見なくて
僕も君だけを見ていること
ただそれだけのことなのに
舞台は遠い 見ているだけなのかもしれない
暖かなスポットを浴びること 叶わない
目指す地の扉は閉ざされていて 季節は冬から動かない
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