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行く先
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作詞 姉子 |
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そうなの
あの部屋はもうほかの人の手に
内緒の傷跡 見つからないといいね
いつか家族が増えたとき きっとこの名前をつけようと
優しく撫でた指先に未来が見えた
そうでしょう
本当に追いついてほしくないなら
何度だって 振り返ったりしないのに
弱って泣いてすがったとき 弱って疲れたあなたがいて
肩を抱く腕の震えが私たちの終わりを告げた
夜に戸惑う鳥のように
朝を嫌う暗闇のように
私をどこまでも遠ざける
「こんなことなら」などと
「どうせ明日に」だなんて
世界をどこまでも遠ざけて
見えないのは一緒だよ
だから手をつなごう
確かめ合って
涙の意味を探しに行こう
たとえ時間が違っても
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