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テディベア
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作詞 櫻蛇 |
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小さな手と手で
強く握ったテディベア
それはサヨナラ
あまりにも小さすぎる手で
ぬい上げたクマは
それまでの思い出を全部知っていた
サクラ色の出会いも
ちょっとしたケンカも
「おゆうぎかい」で手をつないだことも・・・
空色のココロと 大きな悲しみを
テディベアの中にぬい込んで
『大きくなったら』なんていう
頼りなさすぎる約束を交わして
飛行機を見送る
あれが紙ヒコーキならばよかったのに
のばされた小さな手は
少しだけ震えてて
何も言わなくても全部解った
周りに気を使うなんてこと
知ってしまったから
声を上げて泣くことも出来なかったの
空色のココロと 大きな悲しみを
背負ったテディベアを
『ありがとう』なんていう
フツウすぎる言葉と交換して
空港を見下ろす
『大きくなったら また 会おうね』
本当は分かってた
もう二度と会えないこと
僕らは互いをなぐさめ合っていたんだよね
空色のココロと 大きな悲しみを
テディベアにつめて
同じ空、見上げて
貴女を忘れる日を待ちわびる
「貴女が僕を 忘れてくれることを
いつでも願っているの」
テディベアい云えば
貴女に伝わる気がして
青空の遠くを見る
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