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T was Person
作詞 蜜斑
闇色の翼を願って 地上から飛び降りた
名前など呼ばれたことの無い 悲しみの少女―――

人は奇妙な目で見つめる 異形の少女を
星の色に輝く髪の毛は 音もなく村を消した

紅く 血に染まる 純白のカーテンが
少女の悲しみの涙をぬぐうこともなく
返り血に染まる 魔力宿す蒼い瞳
少女は元の姿には戻れなくて

残酷に時を刻む 少女の時を刻む
永遠に許されない 残酷な時を刻む



明るい未来を手放して 人間を辞めた
名前など自分も知らない 雪のような少女―――

人をまるで餌のように 殺戮を繰り返す
契約させれたこのカラダ 毎日のように染まり

深く 闇色の 少女の翼が
少女を人間の類から切り離した
契約の印には 胸を焼かれる痛み
少女は元の姿には戻りたくなくて

独りでいまを生きる 少女は今を歩く
もう誰も止められない 残酷に今を生きる



夜空に流れる星色の髪 人間だった頃
名前をふいに呼ばれて 振り返る少女

星の髪は天使の印 神と崇められて
蒼い瞳は魔の象徴 悪魔だと避けられて

辛く えぐい 言葉達が
少女の純潔な胸を焼き焦がした
両親は泣きながら 少女から離れて
少女は神の前に生贄にされて

紅く黒い影は 少女に翼を与えた
少女は無言のまま 翼を受け取った



闇色の翼を手に入れて 地上から飛び降りた
名前などもう忘れた 可愛そうな少女

懐かしくページをめくり 私は微笑んだ
腕の中の小さなカラダに 私は微笑んだ



幸せと生きがいを手に入れた 過去の私はいない
新しい名前と 腕の中の化身
T was Person 地上を離れて 私は今を歩く
人間になりたいなんて思わない

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル T was Person
公開日 2009/04/06
ジャンル その他
カテゴリ その他
コメント 人間の体を持ち、天使の髪の毛を持ち、悪魔の瞳を持つ異形の少女が人間を辞めてから幸せを掴むまでの物語。最後のパートは少女目線です。
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