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虹色のアルバム
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作詞 莎雪 |
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だらしなく傘をさして
気がつけば服は濡れてる
繰り返しの日々が憂鬱だった
なんとなく傘をたたむ
ふと見たら雨はやんでて
いつかの青空に 虹がかかってた
今まで生きてきた短い時間の中で
僕は どのくらい虹を見てきたんだろう
心のアルバムには限りがあるから
きっと 忘れてしまう
昨日見た雲の形も 薄れて思い出せない
儚い虹の色を消えるまで見てた
なのに 忘れかけてる
さっき見た虹の形も ぼやけて覚えてられなくて…
苦笑いと 閉じた傘
毎日が変わり始めてる
透明な雫が 懐かしかった
少しだけ空を見上げた
あの時と違う空に
不思議な形の虹がかかってた
ここまで刻んだ 僕の小さな記憶
そこに 同じような空はあったんだろうか
心のアルバムには描ききれなくて
不意に 泣きたくなる
今だけの空なのに 心に残しておけない
儚い虹の橋が消えるのを見てた
何故か 涙溢れる
今見てる虹の形も かすれてちゃんと見えない
まっさらなページに 幼い僕は虹を書く
いろんな色を使って
忘れないように 忘れないように…
心のアルバムには限りがあるけど
きっと 覚えてるんだ
いつか見た虹の色だって
ほら 目を閉じれば………
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