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瞬きの夜の隅っこで
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作詞 莎雪 |
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溶けたアイスと花火の残り香と
騒めきの隅っこで 届く言葉を探す
ざわざわした身体の左側
君の存在を感じてた
頼りない街灯 熱を帯びた手を引いて
踵を鳴らす そんな歩き癖に 耳を澄ませる
なんでもない一瞬に 幸せの意味を知るんだ
息がそっと詰まるような 温かさを
どうやって君に伝えたらいいんだろう
欠けた風鈴 しぼんだ水風船
捨てるタイミングを失った夏の夢
どきどきしたあの頃の気持ちを
君が抱えてやって来たんだ
生ぬるい空気に 虫の声 深呼吸
同時に吐いた息が溶ける闇に 触れ合う心
見逃しそうな一瞬に 僕の輪郭を見つけて
空にぱっと消えていく 幻でも
焼き付いて君に何か残せたらいいな
砂が混じった サンダル脱いで
素足で夜のアスファルトを踏んだ
ほんのり熱を帯びた道を
小さく笑いながら君と歩く
なんでもない一瞬に 幸せの意味を知るんだ
息がそっと詰まるような 愛しさを
いつだって君と分け合っていきたいな
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