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For a space.
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作詞 莎雪 |
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はじめまして、寂しがり屋の宇宙
初めて吸い込んだ あなたの声が
あまりにも鮮やかで 驚いた
捉えきれない姿に なぜだか涙が出て
ようやく手に入れた 四肢が強張った
きっとあなたは いつだって
昼下がりの微睡みのような永遠を
うつらうつらと独りきり
湛えたその寂しさが 孤独が
皮膚を突き破って 私を抱きしめてくるの
深く遠く冷たい風は どこか優しくて
届くはずのない温もりに 触れた気がした
こんにちは、寂しがり屋の宇宙
ひたすら溢れてく あなたの声が
無知な身体に沁みて色付いた
形を変えて歪んで いつしか心になって
拙い愛しさを 知る日が来るんだ
ずっとあなたは 待っている
言葉を持たずに抱きしめてくれるイヴを
うつらうつらと夢見てる
途方も無い哀しさが 願いが
空を突き破って 世界に降り注いでいる
甘く透いた冷たい雨は 今日も不確かで
伸ばした手のひらの端から 逃げていく
いつだって触れ合っているのに
いつだってひどく遠くにいるんだ
あなたを抱きしめたくて
形のない痛みから 逃れたかった
弱いよね あなたも 私も 世界も
溜息が出るほど 弱くて 脆くて 愛おしいな
あいしてる、寂しがり屋の宇宙
あいしてる、寂しがり屋の宇宙
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