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夜の花束
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作詞 莎雪 |
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微かな寝息 響いた 聞き慣れたリズム
愛しさ と 痛み を運んでくる
冷たい手のひら 届かない夜空の隅
僕が発する 君の名前は
いつも「そばにいて」を匂わせてる
誤魔化した夢も 隠したこの心も
無かったことにはならないね
望んだ明日に さよなら を言えないまま眠る夜
「願い」が花の形をしていたら
放っておけば枯れるのに
透きとおる闇が訪れるたび
偽りのない心がほころんで
幼い瞳が映した空は自由だった
いつからか空いてた2人の距離
そらした視線と 何気ない言葉の端
君が発する 僕の名前は
どこか「愛してる」の匂いがした
繋いでた指を離したあの日のこと
忘れることはないんだろう
眩しい世界に さよなら を言い忘れた帰り道
「想い」が花の形をしていたら
摘み取ることもできるのに
むせ返るような君のすべてが
ゆるやかな風に乗って届くだけ
君が僕を見つめる夜
気付かぬふりを続ける夜
漂う想いが静かに口を塞いだ
星明りに綻んだ 小さな花は
どこか「愛してる」の匂いがした
「想い」が花の形をしていたら
何も言わず渡せるのに
最期のさよならに想いを束ね
ゆるやかな風に乗せて手向けるのに
「想い」が花の形をしていたら
摘み取ることもできるのに
むせ返るような君のすべてが
ゆるやかな風に乗って届くだけ
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