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作詞 莎雪 |
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行く先も分からない道を歩く
誰かの背中がまた遠ざかって
他人事のように一言“頑張って”
液晶片手に 傷んだ目を閉じた
だって 手の届く範囲内に
なんだってあるじゃないか
突っ立ってたって生きていける
変わらない街並みを眺めて
生ぬるい酸素を拒絶して
それでも今日も 朝は巡るんだ
涸れ果てた こころが映した
霞んでゆく小さな昨日の声
切り捨てる強さも必要なくて
誰かの言葉にただ流されて
他人事のように未来を描いては
もう良いかなって疲れた手を下ろす
だって 夢なんて掲げたって
明日なんて見えてこない
引き裂いてそっと捨ててくんだ
灰色の街並みに埋もれて
冷めきった人混みに埋もれて
それでも夜の星を見上げては
ひび割れたアスファルトの上
馬鹿みたいな小さな夢が咲いた
捨ててく強さなんて 初めからなかった
震える身体で ただ必死に 抱き留めてた
冷たいビルの合間 青空の欠片を繋いで
無邪気な指先が描いてた鮮やかな『夢』
色褪せた朝焼けも 届かない星空も
なんだって変えていくよ
誰でもない僕を生きていくよ
変わらない街へと踏み出して
生ぬるい酸素を吸い込んで
そうして僕の朝を迎えよう
前を向く こころが映した
色付いてく小さな明日への道
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