|
|
|
Re:Blue
|
作詞 莎雪 |
|
騒がしい教室の窓際で
君とくだらない話をして
なんとなしに笑いあった
喉でとどまる 別れの言葉
言い出せない僕らがいた
中庭で一緒に空へ飛ばした
『○』の少ないテスト用紙
名前くらいは消せば良かったね
まだ少し冷たさが残る風が
渇いた頬を やさしく撫でた
ひとつ息をすれば過ぎていく
拙くて不器用な僕らの青い春
ありがとうも上手く言えないんだ
言ったら全てが終わってしまいそうで
渡り廊下の途中 窓の外
僕を照らす紅い夕陽の中
なんとなしに泣きたくなる
胸に抱えた教科書の束
持ち帰れない自分がいた
四階の廊下であの時聴いた
ちょっぴり下手なピアノの音
弾いていたのは誰だったのかな
あと少し そう言って閉じた瞼
繋いだ日々を 色を なぞった
ひとつ息をすれば 遠ざかる
鮮やかで柔らかい僕らの青い春
なにひとつ失いたくないんだ
言葉も景色も温もりも何もかも
後悔なんてひとつもないって
胸張って言えやしないけどさ
それもどれも全部ひっくるめて
胸張って大切だって言えるから
たくさんのヒカリの中の僕らを
一歩踏み出してそっと振り返って
涙と ありがと、さよなら
まだ少し 冷たさが残る風が
溢れるしずくを やさしく撫でた
ひとつ息を吸って君と笑った
拙くて不器用な僕らの青い春
なにひとつ忘れはしないから
言葉も景色も温もりも何もかも
こころの奥に強く 刻み込んだ
笑顔も涙も別れも何もかも
|
|
|