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空夢フェルマータ
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作詞 莎雪 |
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氷の粒の上を駆けて
螺旋を描く時に逆らおう
勢いつけて宙へ飛んで
彼方煌めく星を仰いでは
絶対零度を吸い込んだ
痛みを含んだつめたさ
自分勝手な身体からは
拒むようにぽろぽろ涙堕ちる
ねぇ瞼を閉ざして夢を魅ては
繰り返し廻り続ける世界なんか
脱け出してさ見つけにいくんだ
温もり纏うあの“ヒカリ”を
暗闇に目が慣れる前に
渇いた海の波を撫でて
想いを詰めた瓶を流したよ
林檎をひとつ放り投げて
宙を切り裂く星に飛び乗った
世界の果てまで連れてって
凍えた夜空に吐き出す
溜め息みたく白い銀河
渦を巻いたもやもや闇に映える
そう忘れたフリして夢を魅ては
繰り返し探し続けるいつまでも
流れ堕ちて燃え尽き転がった
石ころひとつ握り締めて
真空のなか呟く声は
からっぽの泡になって
響かない 届かない
透き通る黒さに滲んだ
哀しみに触れたこころ
分かってる 解ってる けど
拒むように ぽろぽろ涙堕ちる
また忘れたフリして夢を魅るよ
繰り返し探し続ける
星の海 流れて消えたヒカリを
ねぇ瞼を閉ざして夢を魅ては
繰り返し廻り続ける世界なんか
脱け出してさ見つけにいくんだ
温もり纏う鮮やかなヒカリを
暗闇に目が慣れる前に
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