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small winter world
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作詞 莎雪 |
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雪が舞う公園の片隅で見つけた
独り寒さに埋もれてた君
大きなくしゃみ一つしてから
その肩にマフラーをかけた
うつむいた君に声をかけた
『きみもぼくとおんなじかな』
『落ち込むことがあったんだ』
ぽつり呟いて座り込む
黙ったままの君のとなり
ふたりぼっち小さな世界
冷たさを黒い瞳に映して
少しだけ鼻の先がツンとした
今日の終わり知らせる鐘に
立ち上がって涙拭って
大きく手を振って またね
『いつか寒さもわすれるかな』
『それもなんだか寂しいね』
白い冷たさ 握り込む
手のひらの上 溶けたしずく
ふたりぼっち小さな時間
静けさを黒い瞳が映して
少しだけ君の声が聴こえたよ
今日の終わり輝く星に
手を合わせて みんなみんな
なくなりませんように、って
晴れた朝 公園の片隅に駆けてく
日向の中にうずくまる君
小さくなった背に手を伸ばす
その肩のマフラーが落ちた
うつむいた君に声をかけた
少し黒ずんで小さくなった
君は泣きそうにへにゃりと笑ってた
だから僕だって涙堪えた
また会おうねと 幼い約束をした
ひとりぼっち小さな世界
静けさに黒い瞳が潤んで
少しだけ鼻の先がツンとした
頬を撫でた冷たい風に
君を想って 涙拭って 忘れないよって
大きく手を振って またね
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