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今日の終わりの心呼吸
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作詞 莎雪 |
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目の奥が少し痛む夕暮れ時
生ぬるい風に 包まれながら
騒がしい街の音に紛れて
心がそっと溜め息をついた
私が選んだ此の道は
優しくて ありふれてる日々
だけど ふとした瞬間に
何か足りないと思ってしまうの
また、いつもの今日が終わる
そう、いつも通りの時間に
ビルの窓に映った空の欠片
淡い虹色が薄れていく
微かに息を吐いた、帰り道
藤色が飲まれていく夕暮れ時
濁る黒色に 光が溢れる
夜を忘れたような世界では
心の居場所が分からなくって
私を取り巻く街の景色
明るすぎて 気持ち悪くなる
だけど ふとした瞬間に
何故か綺麗だと感じたりするの
また、いつもの今日が終わる
そう、いつも通りの時間に
街灯りが照らした私の頬
意味なく滴が流れていく
自分の影を追った、帰り道
歩む足を止めて 視線上に向けた
満たされない事を知りながらも
ありふれた日々の ありふれた景色
心は全部吸い込んで 満足そうに溜息ついた
また、いつもの今日が終わる
そう、いつも通りの時間に
ビルの窓に映った空の星屑(カケラ)
慣れた帰り道歩いていく
微かな声でいつもの 『ただいま』
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