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雨の記憶
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作詞 莎雪 |
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降り注ぐ小さな雨粒が
アスファルトを濡らしてく
だらしなくさした透明傘に
淡く映った あじさいの花
駆けてゆく君が見えた
くるりくるり回す傘の上に
花びらの虹を創りながら
僕の隣で笑顔くれた君は
もう いないよ
忘れられない思い出は
僕の心の奥を揺らしている
跳ねる粒のリズムに合わせて
君の澄んだ歌声が響く
蒼い蒼い 雨の季節
君が零したわずかな涙を
雨粒が隠した別れの日
僕が零した『さよなら』の声は
雨音に紛れて消えてった
ぽとりぽとり回す傘に落ちる
花びらで虹を創りながら
あの日の君に見えるように
そっと 風に乗せた
忘れられない思い出は
僕の心の奥を揺らしている
置き去りにした思い出は
何度振り返っても綺麗なまま
晴れた空の青にも負けない
君の澄んだ明るい笑顔
蒼い蒼い 雨の記憶
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