|
 |
|
優しさ、ひとしずく
|
| 作詞 莎雪 |
|
ずっと繋いでいた冷たい手が
私からするりと逃げてった
吐く息も凍えていたあの日に
優しく訪れた君の最後は
別れの言葉さえ飲み込んで
立ち止まっていたかった
君を好きでいたかった
それでも止まらない
くるくる巡る季節の中で
左手が少し軽くなっていた
まるで何もなかったかのように
ふわりと離れていく思い出
遠い世界に取り残されてく
もがいて叫ぶ忘れたくないよと
零れた悲しみ ひとしずく
風にさらわれて空へ溶けていった
君に繋がってた赤い糸も
いつの間にかはらりと逃げてった
愛を信じ笑っていたあの日の
私を探しても何処にもいない
倒れてる写真立てがひとつ
怖くてしかたなかった
君を好きでいたかった
それでも止まらない
ひたすら巡る季節の中で
柔らかな笑顔 薄れていくの
まるで全て嘘だというように
ふわりと離れていく想いが
君をどこかに連れ去ってしまう
泣いては叫ぶ失くしたくないよと
心の痛みが ひとしずく
風にさらわれて空へ溶けていった
想う気持ちは不確かで
儚くて居場所も分からない
辛いのかな悲しいのかな
苦しいのかな寂しいのかな
ねぇ 壊れそうな私を助けて
まるで全て嘘だというように
君の声も笑顔も姿も全て全て全て‥
まるで何もなかったかのように
ふわりと離れていく思い出
何か大事なモノを忘れてく
優しく触れて告げられた『さよなら』
零れた想いが ひとしずく
誰かにさらわれ…空へ 消えていった
|
|
|
