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一時の夢
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作詞 双色 |
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振り向けば、そこには後悔が広がっていた
唯踏み越えてきたシガラミと、
今もこの身を締め付ける重責
いつか自分が護ると誓った何か
今はそれが、この体を縛り付けた
やり直しを求めていた
この平穏が永く続く様にと、
自分ならばそれが出来ると、
そう誓いを立てて、引き抜いた想い
…それも今は遠く、理想郷は見えない所
気がつけば、また約束を交わしていた
唯護ってきた一つの想いと、
今はこの身に溢れ出す後悔
いつも自分を後にしてきた誰か
今はそこに、縋っていたいと思ってしまった
傷跡を刻んで口にした
この道は間違っていなかったと、
既に求めてはいけなかったと、
その瞳を閉じて、思い出した景色
…そこは全て遠く、この声はきっと君の彼方
沢山の想いを殺してきた
嘆く声も、叫ぶ祈りも、傷付けた代償も
大切な何かを零してきて、
それでも護り続けたものが在る
今は唯…在りえてはならないこの日々が
貴方と居た今までが、一時の夢だったとしか
そうやっと気がついた、欲しかったモノはとっくに揃っていた
誓いを胸に想いが爆ぜた
この先に在るものが終わりでも、
これまでが曇りなき日々ならば、
この想いを掲げて、乗り越えた嗚咽
…君はずっと遠く、今はずっと近い君の声
同じ空の下で、同じ時を過ごしても
まだ届かない祈りの契り…
でも今は走り続ける、笑顔の君にまた会える様に
全てはずっと遠い理想の郷
瞳を閉じて思い出す、あの夢の続き
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