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言霊の頃
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作詞 春音カノン |
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眠っていた花達が
大きなあくびをして目覚めた頃
山桜の花言葉は
「貴方に微笑む」
なのだと貴女は言いました
隠れていた蝉達が
空を目指して命燃やす頃
貴女の好きな蝶々は
「変容の兆し」
なのだと僕は言いました
乾いた葉達が
カサカサと音を立てる頃
柿の花言葉は
「美しい自然の中に私を埋めて」
なのだと貴女は言いました
僕の隣がさみしくなった頃
貴女の誕生花は
マリーゴールドだった事を
知りました
記憶が思い出に変わる頃
僕の誕生花は
エンドウだった事を
知りました
それが僕の
運命なのだと思いました
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