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風見鶏
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作詞 T坊 |
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風の在りかは気にしても
風の行方に興味を示さぬ風見鶏
見つめる先に未来は無く
犯した罪をただただ見つめ
悲しき過去にただただ鳴いた
風が吹く度向きを変えあの日の幻影を探す鶏
だがそれは後悔でも懺悔でもなく
自分自身から目をそらす為でしかなかった
彼はいつか救われるのか
それは風の行方だけが知る
風に心を捕われて
僕の行方に興味を示さぬ風見鶏
僕の来た道に安らぎは無く
罪滅ぼしがただただ続き
その苦しみにただただ泣いた
風が吹く度涙を流し過去にひれ伏す風見鶏
だがそれは報いでも犠牲でもなく
過去の遺影を諦める為でしかなかった
僕は彼だった
彼は鶏だった
興味の無かったその未来には笑い合う僕らが居た筈なのに
僕らが何をした?
それは風の行方にも分からない
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