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優しい嘘
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作詞 離安 |
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1つ1つあふれてゆく
『偽りの想イ』
享楽におぼれてゆく――――
優しい嘘なんて嫌い
外は雨声だけしか聞こえない
疑いの眼差し
僕はその度に嘯く
悲しい歌 君が謳う
それは僕のことを歌っているようで
すべてが虚ろになる
嘘は誰のため?
心の中でずっと泣いている
「助けて」 と
疎ましい優しい嘘
君は泣いていた
いつかは僕も
空蝉のようになるのだろうか
こんなにも青い空なのに
すべてが黒く染まっているようで
狂気に狂わされるなら――――
涙を流した
自分の犯した罪の重さに耐えられず
嘘を言うのは
君のためでも誰のためでもない
自分のため
大嫌いな嘘、
けど
君は違った
最期の笑顔
気付けなかった
戻れないよ
どこにいても
君と一緒に傷咎め
なにかを犠牲にしても
護りたい者があるなら
なぜ涙する?
君の頬から一滴の涙
僕は偽善者だ
分かっていても
もう遅い
最後の最期
君が言った
僕を守ってくれた
優しい嘘
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