|
|
|
スカイハイ
|
作詞 中島 |
|
君に会った
いつも右向きの彼がいなくて
寂しいなってふと呟く
いつからか一人になって
あどけなさの記憶だって失くして
背伸びなんてしなくても届く
箱の中身を見ても思い出せやしない
いち にい さん
小さな僕はいつだって「いち」で
左を羨ましそうに見つめては
考えていた
まるで
箱を閉じて
泣きそうなのを必死で堪える
それでも戻ってこないんだ
どうしてか大人になった
無邪気に掲げた夢すら忘れて
何年かぶりに話したのは
いつも二人を見下ろしていた彼のこと
いち にい さん
優しい君はいつだって「にい」と
忘れてしまえって繋ぐように
微笑んでいた
今も
三段の階段
一番上の左側
それがひとつ 減ってから
いち にい さん
大きな彼はいつだって「さん」で
伸びて伸びてついに空の向こうまで
行ってしまった
僕は
泣こう
|
|
|