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歌、伝う
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作詞 中島 |
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寂れた部屋 僕の前
全てを諦めて眠る人がいる
写真を握ったまま まるで
大切な何かを忘れてしまったかのように
目が覚めることはないのだろう
なんとなく考えて
歌をうたおうと思った
ララル ララル
言葉なんて持っていないから
僕にはこれしか分からないけど
どうか 伝わって
動かない足 僕の前
終末を嘆いて泣いた人がいる
涙も拭かないまま それは
大切な何かに縋ろうとしているかのように
救われることはないのだろう
なんとなく悲しくて
歌をうたおうと思った
ララル ララル
永遠に動きを止めないそれ
求める意味すら分からないけど
どうか 笑って
写真の中 濡れた頬
壊れていくのは僕
気付いたことは一つ
伝えたいんだ
ララル ララル
まだ子守唄しかうたえなくても
時間に置いて行かれるのだとしても
どうか 愛して
僕はあの人たちのようになりたかった
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