|
|
|
空澄みの鵯と
|
作詞 中島 |
|
いくら目を凝らしても先なんて見える筈はなく
在るのは無意味な約束だけで
寄り添う鳥たちが羽ばたくのを見届けてから
貴方のその手で終わらせて
光る雨粒をなぞらせた指先
温もりが何度も刺さっては消えて
ちいさな鳴き声を示すから
その手に触れても触れなくても同じことだと
知っているから追いつけない
貴方は私を許さなくても良い
だからどうか幸せに
嘘を吐いたと知っていたなら
重ねたりなどしなかった
その言葉を待っていたのに
唇が震えたのはただ一度だけ
この手が今動きを止めても止めなくても
追いかけてこないで欲しい
我侭な私を許さなくても良い
愛しています心から
鵯が飛び立っていく瞬間に
きっと貴方のそばにいた
|
|
|