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misty
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作詞 ―RUNA→ |
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その睫毛の奥に見えたの あたしの瞳が捉えたの
思えば向き合ったことすら久しぶりだと 悲しくて
まるで霧のように霞むの あなたの瞳にうっすらと
静かに潜む 溜息の影が薄暗い
あなたが言う 「これ以上寂しい顔をしないで」と
差し出された銀の環 それはそれは綺麗な
出逢った事 絡めた腕 繋いだ夜
指を滑る冷たい光が 二人のいつかを描き出す
シルバーリング そっと映りこんだあたしは
こんな時でも笑えない
切ないが故の強がりも 知りたいが為のいじわるも
ひとりよがりな 塊はやがて溝になる
あたしは言う 「これ以上傍に居るのはできない」と
行き場失くした右手 虚しく宙を切って
"逢いに行く"も "愛してる"も "ありがとう"も
頭の中渦巻く言葉が 今はもう熱を持たなくて
ただの抜け殻 ふらつき倒れこむあたしは
酷くいびつでくだらない
あなたが言う 「これ以上寂しい顔をしないで」と
差し出された銀の環 それはそれは綺麗な
それはそれは綺麗な
隠した事 触れない裾 離れた夜
指に宿る褪せない光が 二人のいつかを呼び覚ます
シルバーリング そっと映し出した未来は
溢れたのも 焦がれたのも あなただから
いつだって欲しいと心が叫んでいたからだったのに
何が変わってしまったのだろう世界は
涙に霞んで見えない
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