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北極
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作詞 宮原まヰ |
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気付いたときには遅すぎていたの、この温度差に冷(ヒヤ)。
変化の見られないあたしは、自然と縮んでゆきます。
夕に暮れるときは君とあたしの関係を修復するためのもの。
あたしは、(何度も何度も)自然に縮んでゆきます。
「静かにねえ。」笑顔の君は、人ではなく。
紙人形、しかも、何かの記念に作られた。
君をずっと思い描くよ、似ても似つかない似顔絵。
「可笑しいね。」と君がはにかむ姿を目に浮かべながら…
「(でもぼくは)何だか物足りなく感じてき始めましたけれど、だからと言って、君に覆いかぶさるわけにもいかないのです。」あたしはもう誰かに浚われたように。
・・本当はあたし自身も物足りないと思っていたから、君に浚われても平気なのだけれども、君がその気になるまで待っています。
「静かにねえ。」笑顔の君は、人ではなく。
紙人形、しかも、何かの記念に作られた。
君のことを愛し続けるよ、暖かくなるのを待つの。
だって、まだ、温度差は、計り知れないから…白夜が訪れる、この土地。
貴方の声を忘れかけたのですが。
貴方の生まれつきの優しさと包容力により助けられましたので。
あたしはまた貴方に釘付けになってしまうのですよ。
「浅い夢を見るのならば、あたしは、まどろむわ。」
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