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Someone's tears
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| 作詞 ぽたま |
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小さなパレットに 大量の絵の具を出して
小さな壁に 愛を落書きした
「半径3m以内に近付いちゃだめ」
勝手に決め付けて
自分自身を締め付けていた法則
でも法則とは裏腹に 君は僕の世界に住み始めた
法則なんか ただの紙切れ
「愛してる」なんて
そんな飾り言葉 要らない
「すきだよ」って
シンプルな言葉が好きだよ
あの日から何年経ったのでしょうか
想い出が蘇る あの頃のままで
でも今はもう 隣には君はいない
その実感はないんだけどね？
いつものデート
違っていたのは君の態度
少しだけ勘付いていたよ
これから起こる悲劇のこと
イキナリ呼び出された放課後
「大嫌い」って泣き叫ばれた
泣きたいのは僕なのに
何で泣いたの？
ちいさな丘の上
そこに在るのは 君の名前が記された石
僕は１回も行ってないけどね
だって君がいなくなったって
信じたくないんだもん
「心の中で生きてる」とか
ドラマみたいなことを人は簡単に言うけど
そんなの綺麗事じゃん
人は忘れ行く生き物なんだから
忘れたとき 心の中で死んじゃうほうが
何よりも残酷だよ
「愛してる」って
まだその言葉は僕には重いし
言葉の意味なんて全然わかんないから
君に贈る言葉はやっぱり
「すきだよ」
しかないんだ
ちいさな丘のてっぺんに
僕は今 初めて登った
屈んで花を添える
その瞬間 墓石に落ちたひとしずく
雨かと思えば 僕の涙
涙を拭って立ち上がろうとしたとき
僕の隣に誰か来た
君の友達だね 愛されてるね
だってその人も
僕と同じ 温かい涙を流していたから
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