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作詞 ぽたま |
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心臓って 拳ぐらいの大きさなんだって
そしたら君のそれは すごく小さいね
それに比べて 僕のは君の倍以上あるくせに
君を想うと縮まって キュッと痛くなる
でもそれが すごく心地よかったりして
僕は君じゃなくて 君は僕じゃない
だけど それでいいと思うんだ
だって 僕=君だったら この想いも この命も
全部理屈で片付けられちゃうから そんなの嫌だもん
世界には 自分とそっくりな人が3人いるんだって
ドッペルゲンガー 逢ってみたいけど 逢いたくない
君とそっくりな人は たぶんどっかにいるだろうけど
僕の瞳の先には いつだって『君』だけで
だから 『僕』もひとりでいいんだ
僕は君じゃなくて 君は僕じゃない
だけど それでいいと思うんだ
だって 僕=君だったら 全部ひとりじめしちゃうじゃん
楽しいのも 悲しいのも 痛いのも はんぶんこしなきゃ
きっとね はんぶんこしなかったら
僕はヘタレだから すぐつぶれちゃうし
君は強がりだから 全部背負っちゃうでしょう?
確かに 僕は僕で 君は君だけど
『僕だけの僕』とか 『君だけの君』ってわけじゃなくて
うん まあ 全然うまく言えないんだけどさ
とりあえずさ この腕の中は君のために空けとくからさ
いつでも君が 水たまりを作れるように
でも僕の心臓は 決して覗いちゃだめだよ
イコールを隔てる壁が きっと抜け落ちてしまうから
なんてね そんな戯言を抱きながら
僕は大きな拳で 僕自身を確かめたりするんだ
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