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かくれんぼっち
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作詞 ぽたま |
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見つけてもらえることを 少しだけ期待して
見つからないように隠れる 僕らの矛盾した遊び
『もういいかーい』 今日は君が鬼だ
「まーだだよ」 どうか僕を見つけてね
それまでは 体育座りで ひとりぼっち
心臓の音で 見つかっちゃう気がして
さびれた旧校舎で 近付く君の足音にびくびくしたよ
でも気付かずに通り過ぎていったその音に
僕はちょっと いやだいぶ 寂しくなったよ
空を紅く色付けて お日様は家に帰ってく
小さな窓から眺めていたら 微かに光った 一番星
『どこにいるの?』 ここだよ すぐ隣さ
「早く見つからないかな」 小さく呟いた
ひとりぼっちの時間は 君といる時の何倍も長くて
寂しくて 早く君に逢いたくて
想いが心臓をキュッと締め付ける
ちょっとクサい言い方かな でも他に思いつかないや
さびれた旧校舎 僕の心音だけがうるさく響いた
再び近付く足音 今度こそ 裏切らずに見つけてね
そして僕は言うんだ 君に逢えたその時に
『あ、見っけ』 微笑んだ君に
「一緒に帰ろう」 今はそれしか言えないや
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