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香
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| 作詞 ぽたま |
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君が好きだったのは 僕が使う洗剤の匂い
別れたあとは キツイ匂いのそれを使ってたけど
洗剤なんてね 君のそれには勝てないよ
繊細なんだよ 服にちょっとくっついてるだけだから
くんくんと鼻をならして 僕の肩にあごを乗せる
垂れた目が満足そう ふふ、と口から漏れる声
充電は完了かい？ 僕は吸い取られた気分だね
でもどうにも好きになれない 撒き散らされた匂い
それ電車の中でやったら 確実に睨まれるよ
いろいろ思ったんだけど 結局だめなんだよ
君の気持ちが洗剤に勝たないと その香りに勝たないと
ねえ そろそろ言ってもいいかい？ 鼻がもげそうだよ
そんな香りをまとう女は好きじゃないよ
でもそれがなければ 僕は君が欲しくて仕方ないのに
もうちょっとね ゆるめにしてくれたらいいのに
上から目線でアレなんだけどね そこんとこ許してね
今度は ちょっと高めの洗剤買ってくるからさ
僕が帰ってきたら 玄関で おかえり って言ってね？
ひらひらと振られた手 久しぶりか さよならか
どっちだっていいよ 最後は君が決めること
でも負けないよ
君のそれには負けるけど 高価なあれ買って待ってるよ
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