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鼓動
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作詞 ぽたま |
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生きること それは人間にとって最大の仕事だと 僕は思う
人生はみんな平等に与えられて 好きな色に染めていく
簡単に見えるけど 実はとても大変な仕事
だって それを何十年も 繰り返さなければいけないから
この仕事にリストラなんてない 退職は個人の自由
でもね 退職は一瞬だってこと それだけは忘れないで
時々思うんだ 生きるって面倒くさい
いっそ あの雲の上まで飛んでみようか
なんて まだ未熟な僕には できたもんじゃないけど
生きることが 国民の義務だったなら
昨日死んでいったあの人は 今でもここにいたのかな
奇跡と唄われながら 生まれてきた命たち
手放さないで 少しでいいから 心の悲鳴を聞いてあげて
人の痛みは結局人のもの 僕は僕でしかないから
同情を求める暇があるなら その命を癒してあげて
人生に説明書なんてないから もう少し気楽に生きてごらん
忙しさで翳んでいたものが きっと見えてくるよ
綺麗事だと笑う人間は 数え切れなかった
確かに 生きるのも死ぬのも人の自由だけど
死ぬ時に すべてをわかったフリをするのは もうやめて
価値あるものを捨てる人間に 命を語る資格はない
人間は身勝手なイキモノ 心の悲鳴さえ聞こうとしない
そう思って耳を澄ました 僕の生きてる証が聞こえた
僕の命が まだ生きていたいって 叫んでるようで
心に言い聞かせるの
「僕 父さんと母さんとあの人の分まで長生きするから
どうかこれからも よろしくね」
響き続けるこの鼓動が 優しく頷いた気がしたんだ
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