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堕天使たちの祈り
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作詞 ぽたま |
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暗闇の中で あの声によく似た音を聞いた
それは決して綺麗ではなかったけど 温かくて 懐かしくて
届けることさえ出来なかったあの声は 今もどこかで彷徨ってる
でも歌にのせて聞いてくれる人がいるなら もう心配はいらない
この手で変えられるような そんな簡単な現実じゃない
わかってるけど 変えたいと思うんだ この哀しい現実を
咲かずに散っていく夢は 愛を失った人間によく似ていて
もう叶わないと知っているから 僕らは願うんだ
あの手がもう戻って来ないなら 目を伏せて忘れるしかないんだ
実らずに枯れていった花 どうか次の人で咲かせてあげてください
水の代わりに たくさんの愛を与えてください
人に聞かせられるような そんな綺麗な音は出せなかった
僕らは誰かの残響でしかなくて でもそれが妙に心地よくて
耳障りだった 忘れることの出来ない あの音が
でもいつしかそれは 僕の足跡になっていたよ
その足跡の先に もうその音は無いけれど
涙のお別れはいらないよ でもひとつだけお願いがあるよ
もう一度だけ飛びたいの だから響きのある羽を この背中に頂戴
遠く離れていないと 思い出してしまう気がした
恋愛に距離は関係無いと言うけど そうは思わないよ
枯れた愛の近くにいるほど 残酷な感情は他に無いから
だから僕は飛び立つよ 君の温もりを手放す為に
聞いてほしかった 届いてほしかった でも叶わなかった歌声
少しでも残したかった 響いてほしかった でも綺麗にはならなかった
そんな残響でしかない歌声だけど 最後にもう一度 聞いてほしい
大切な人から貰った愛は この心の奥にしまっておこう
僕らはもう飛べないけど 愛したい人がいるから
だからどうか君も 僕も 次の花にたくさんの愛を注いでください
もう枯らすことのないように 散ってしまうことのないように
ありがとうの言葉を添えて たくさんの愛を 愛する人へ
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