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残らなかった音
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作詞 ぽたま |
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私が思ってることと 心が思ってること 違っていたみたい
あなたを想ってるはずなのに 心はあの人へ向いてしまう
ごめんね ごめんね でも言えるはずないじゃない
自分の中で矛盾してること 優しいあなたには言えないよ
一回でいいの 「嫌い」って言って 私をぐちゃぐちゃにして
そうしたらきっと目が覚めるわ 壊れる前に終わらせられる
こんなこと言ってるけど 叶わない恋ってことは知っていたわ
あの人の瞳には いつもあの子しか映っていなかったから
だからそんな私を 可哀想だと言って慰めてよ
もう戻れないというのなら この心を今すぐ捨てるよ
私は私でしかないけれど あなたを失いたくないけれど
心はもうずっと前から あの人の方に向いていた
こんな欲張りな女 あなたもあの人も きっと嫌いよね
あの子は私なんかより ずっと可愛くて 女の子らしかった
そんなあの子が羨ましかった 女の私でさえ 守りたいと思ったよ
ねえ いつから気付いてたの? 変わった私に
それでも何も言わないあなたは 優しいけどきっと馬鹿よ
もう「愛してる」なんて言葉はいらないの
嬉しかったよ でも心は泣いていたの
こんな私には もう誰かを愛すことは無理そうね
言うのは簡単だけど 伝えないって自分に誓ったの
あの人にはあの子がいて 私はそれを見てるだけ
あなたに捨てられるのを待ってるの
だからどうか 最低だと言って 振り払って
きっと もう二度とあの人の歌を聞くことはないでしょう
あの子の声もここには届かないでしょう
私はこの想いを叫べないから “私”の音は残らない
でもせめて あなたが私を残響として響かせてくれること 祈ってるよ
こんな私だけど 最後にもう一度
一緒に響いてください どうか どうか
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