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蛹
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作詞 ぽたま |
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一日の始まりを告げる 目覚まし時計の怒鳴り声
「まだ間に合うから あと五分だけ」 もう口癖だね
五分ってのは意外と短くて また今日も遅刻
嫌いな教科は登校 好きな教科は下校
だらだらしながら「おはよう」って始まって
清々しい顔して「じゃあね」って 終わっていく一日
「いつもと変わらないや」って 退屈に思う
変えようと思わない限り きっと変わりはしないだろう
変えられるのなんて 自分しかいないんだからさ
自分の人生だろう? 好き勝手にすればいいさ
楽しむのも苦しむのも 自分次第でしょ
とりあえず こんなつまらない一日を早く終わらせて
出来たら朝日を早送りにして 次に行こうか
今日はいつもと違いました 隣のクラスの子に告白されました
「すすすすす …好きじゃなくないです」って それどっち?って
自分で言うのもあれだけど よく頑張りましたって褒めてあげた
結果的に言えば いつもと違う一日を楽しませてくれたわけだけど
「俺には幸せにできないから…」 なんてのは冗談で
自分のこと嘘つきって思いたくないから 彼女に永遠の「さよなら」をした
刺激が欲しいだけ 人の心なんか求めてない
人の心を貰っちゃうと 返す時にすごく気まずくなる
だから自分の心はあげないの あげたら僕が僕じゃなくなってしまう
欲しいのは心じゃない いつもと違う一日が欲しい
「結局あんたは 自分自身が変わるのを恐れてるだけだよ」
そう言ったのは誰だっただろうか ずっと頭に響いてる
僕が変われば 僕は僕じゃなくなると 逃げていたのは確かだけど
一歩踏み出せば 新しい世界が見えてくるのなら
この頑丈な殻を破って 少し飛んでみようかな
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