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泡魔法
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作詞 ぽたま |
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「どうして私は あなたに恋をしてしまったんでしょう」
それは僕と君の 恋物語の始まりを告げる言葉
甘い甘い夢の中 そこにいるのは君ひとり
少し手を伸ばせば届きそうなのに 遠く離れて見えた
これは叶いそうもない恋だと 決め付けては泣いた
いくつの夜を泣き明かしたでしょう 君が悲しんでいるのも知らずに
自分だけじゃないと 考えたことなんてない
いつだって人は 自分のことしか見えてないから
暗がりに迷い込んだ 愛しすぎる君 「いい加減 私を見て」
言ってることは強いのに 泣き出す女がそこにいた
あの時 僕がしたことはおかしかったのかなんて 今でもわからないけど
「逃げていたのは君だ」と笑いながら 君の頭を撫でた
そうでもしないと 僕まで泣いてしまいそうだったから
草が生い茂った森 ドレスに身を包んだ お姫様
今すぐにでも この手で捕まえて 僕のものにしたい
でもそんなこと言ったら お姫様は恐がって逃げてしまうから
「お姫様 僕がずっと守ってみせます」 甘い言葉で誘惑する
人の心を操るなんて そんな馬鹿げたことは出来ないけど
君の心は動かしてみせる これは自分自身に誓ったこと
この夢が覚める前に 魔法をかけてあげましょう
「一生愛し続ける」 そんな美しすぎる魔法は 簡単に解けてしまう
それなら 現実に近い魔法にすればいい 絶対に解けないような
「僕がここにいて そして君が隣にいる それは絶対に変わらない」
そんな魔法があれば 僕は一番安心するんだけどな
不思議すぎる物語は 泡となって消えました
でも変わらないものがある それが何だかわかるかい?
答えは貴女の 心の中に
実はね あの時かけた魔法 今でも解けていないんだ
この誓いのような魔法が解けない限り 僕は君を守り続けます
それもこれも全部 自分自身に言い聞かせたこと
誓いではなく 泡のような魔法を
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