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桜の贈り物
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作詞 彪霞 |
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桜舞い散るまたあの季節がやってくる
あれから何ヶ月たっただろう
私はいまでも…
にぎやかにざわめく教室の中で
また冗談まじりに
あなたが私をからかう
いやとか言いながらも
とても嬉しくて楽しくて
時が止まるのを夢見ていた
それでもいつかは別れの日が来ると
分かっていたはずなのに
優しさに甘えて
別れから逃げていた
気がつけばいつしか時があなたをさらっていった
ただ立ち尽くすことしか出来ない無力な自分を
私はひたすら問い詰めた
どうしてあの時 気づけなかったの?
どうしてあの時 言えなかったの?
どうしてあの時…
紺色のセーラー服を身にまとって
黒い筒を片手に
桜の花びらに触れる
恋しくて悲しくても
あなたに会うのも今日で最後
それでもいつかは会える日が来ると
信じていたはずなのに
悲しさと苦しさで
諦めかけていた
気がつけばいつの間にか目の前にあなたがいて
ただ立ち尽くすこしか出来ない無力な自分に
あなたは言った
どうして今この時 泣いていたの?
どうして今この時 笑ってないの?
どうして今この時…
でもねってあなたは私に微笑んで優しい声で
君に出会えてよかった だから泣かないで
君の友達で 君の親友で 本当に良かった
あなたは言った
いつかまた きっと会えるよ
いつかまた 話せるよ
いつかまた…
夕日に照らされて映る二つの影法師は
少しばかり距離をとって
楽しそうに歩いていた
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